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肥満と手術のリスク:知っておきたい重要な事

前職は、医療従事者の中でナースエイドという職種で手術室での業務を担っていました。
手術で使用する機械の洗浄・滅菌や手術前に着るガウンの補助などが主な仕事です。

ガウンテクニック?

水色のガウンがイメージしやすいと思います。素材は不織布で軽量で体液などが浸透しない素材となっています。その代わりにとても蒸れサウナ状態となります。また、手術内容や感染症のレベルによりガウンのレベルも変ってきます。

  • 介助者は、相手の手や身体には絶対に触れない!!
    (触れてしまった場合は、再度、手を洗い直し新しいガウンに交換します)
  • ガウンの正面側に触れてしまった際も、ガウンは交換します
  • 渡されるガウンの紐を確実に掴みます(先生の動きを把握しておく)

結論:リスクしかないです。

※職業は別にお考え下さい。

手術前後のリスクとデメリット①

ネコ君

手術前後には、患者さんを移動する為や片付け準備のために介助することもあります。

予定手術であれば人員も揃っており準備も万全です。

長時間オペであれば術前に体位調整が行われますが、大変なのが緊急手術の時です。

日中であれば、看護師や医師もいますが、夜間や休日の場合は限られた人員で対応しないといけません。

肥満であると手術台に移動する際のも大変です。体位交換や吸水シーツを除去する際も重労働となります。数人で持ち上げるとしても足腰への負担は増大です。手術者側の都合ではありますが(; ・`д・´)

もしも、そこで主治医の先生や看護師がリタイヤしたら危機的状況です。ベッドからの落下・転落のリスクもあり得ます。あってはならない事ですが、天災には勝てません。

意識下で自分で移動出来れば一番です!!

ネコ君

ドラマであるシーンですが、ストレッチャーから「1,2,3!!」って声を出しながらやりますが、想像できると思います。こちらは無理な体勢なのでピキっと来たときは冷や冷やしました。

手術前後のリスクとデメリット②

想定できる問題をあげてみました。

手術によるリスクとデメリットとは?

    1. 麻酔のリスク: 肥満の人は、麻酔に関連する合併症のリスクが高まる可能性があります。肥満は、麻酔薬の代謝や効果を変化させることがあります。
    2. 手術の合併症リスク: 肥満の人は、手術後の合併症(例:感染症、血栓、出血など)の発生リスクが増加する可能性があります。手術の難易度も高まる場合があります。
    3. 傷の治りが遅い: 肥満の人は、傷の治癒に時間がかかることがあります。また、傷口の感染リスクも高まる場合があります。
    4. 長期的な体重管理の困難さ: 手術後に体重を減らすための努力が必要となりますが、肥満の人は通常よりも困難な場合があります。手術自体が効果的な減量手段ではありますが、生活習慣や食事習慣の改善が必要となります。
    5. 栄養不足: 手術後は食事制限が必要な場合がありますが、肥満の人は栄養不足になりやすい傾向があります。栄養バランスを考慮しながら食事管理を行う必要があります。

    これらのリスクとデメリットは、個人によって異なる場合があります。手術を検討する際には、医師との十分な相談と情報共有が重要です。

医師

整形外科には、膝の手術で来られる方も多く居ます。

肥満により膝への負担増加し手術が必要となるケースです。

片方を治療しても、もう片方への負担が増えて結果的に両方の手術が行われます。

どうしても傷口は出来てしまうので、そこからの感染症のリスクも多くあります。

汗をかく季節など注意が必要ですが、病室の空調は高めの設定が多いので〈快適〉を求めるのは難しいかもしれません。

手術中のリスクとデメリット

外科の手術には【開腹手術】という術式があります。患部の部分をメス等の器材を使用して切開します。

開腹手術のリスクとは?

  1. 切開と組織の侵襲: 開腹手術では、腹部の皮膚と筋肉を切開し、内部の臓器にアクセスします。これにより、身体に大きな侵襲が及びます。
  2. 出血のリスク: 切開に伴う出血は、開腹手術の一般的な合併症です。手術中や手術後に、出血が制御できなくなる場合があります。
  3. 内臓の操作と調整: 開腹手術では、内臓を操作し、必要な処置や修復を行います。内臓の位置や関係を正確に把握し、操作する必要があります。
  4. 感染のリスク: 開腹手術によって皮膚や組織が切開されるため、感染のリスクが高まります。手術部位や内部に細菌が侵入する可能性があります。
  5. 痛みと回復期間: 開腹手術は大きな手術であり、手術部位や周辺組織に痛みや不快感が生じることがあります。回復には時間がかかり、入院やリハビリテーションが必要となる場合があります。

以上が、開腹手術が大変なことの一部です。ただし、手術の困難さや合併症のリスクは個人や手術の性質によって異なるため、具体的なケースについては医師との相談が重要です。

医師

例えが微妙ですが。

大型魚を捌く際に、切り分けるのには小型魚と比較するとその大変さが伝わると思います。

しかし、対象が人間であるので難易度が格段に上がります。

脂肪が多いと目的の患部に行きつくまでに時間も掛かります。

手術歴が多いと癒着があり剝がすだけでも相当な時間が・・・

近年は癒着しにくい術式もあります。(器材)

ネコ君

違う世界ではたくさんの癒着はあるけどな!!

日頃の健康管理の大切さ

医療技術も医療機器も日々進化しています。その場に主治医が居なくても、遠隔操作で行えるほど進歩していますね(^^)/

しかし、医療事故やその他の合併症は無くなる事はありません。リスクとなるものは出来るだけ排除したいのは誰もが願う事です。

手術前後に、リスクについて説明し同意書も書いたりしますが、患者側としては選択肢も無いのが殆どではないでしょうか?医療裁判も各地で行われています。

不慮の事故などであれば避けられませんが、健康管理は自分自身で出来る事です。規則正しい食生活や日常を送り手術のお世話にならない事が一番です。

病気などで肥満症の方は向き合い治療していくしかありませんが、堕落しただらしない身体は早急に改善しましょう。

特殊浴槽での介助もとても大変です。身体も濡れているので・・・大変でした。

ネコ君

僕も出来るだけ頑張ります、たい( ;∀;)

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ネコ君

ブロガー×フリーランス×wed○○×ドローン×アニマル|管理職→適応障害・HSP→契約社員で復職するも条件変らず満了で退社→種だけ撒いていたブログに飛び込む→結果はまだ出ていない(2023)発信したいことは多数の為、雑記ブログよりになります。インプットからアウトプット!!痒いところに手が届いた!!って発見・吸収をして貰えるような発信をします。Twitter、Instagram、YouTubeのフォローぜひお願いします。39歳・雪国   ※カテゴリーによっては準備中です。

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